東京五輪からオリンピックの正式種目となったトライアスロン混合リレーですが、ごらんになったことはありますか?
今日は初めてトライアスロン混合リレーを観るという人に、この競技の特徴をご紹介します。そして実はこのトライアスロン混合リレーはフランスがめちゃくちゃ強いんです。
どうしてフランスが強いのか、その理由にせまります!ので、楽しんで読んでみてくださいね。
トライアスロン混合リレーの競技の特徴
今気づいた新種目。これ面白そうじゃない?
スピーディーな展開が魅力! トライアスロン新種目・混合リレー | NHKスポーツ 東京五輪で初めて採用される種目「トライアスロン混合リレー」。男子2人、女子2人、計4人の選手が女子→男子→女子→男子の順番でリレーします。https://t.co/lmvTggBof6
— takeru (@takeru_bianchi) July 30, 2021
今回の東京五輪がオリンピックでは初めてになるトライアスロン混合リレー。
この競技が始まったのは2009年の世界選手権からで、ユースオリンピックの正式種目としては2010年から始まっています。オリンピックではなかなか正式種目とならなかったんですね。
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基本的に行うことはトライアスロンの個人競技と同じですが、トライアスロン混合リレーの特徴としては、下記になります。
個人ではスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmの合計51.5kmに対して、混合リレーでは1人ずつの距離はだいぶ短くなるんです。なので耐久性よりも強さと早さが必要になります。
個人では耐久性、団体ではパワーが求められるということは、個人と混合リレーのトレーニングの仕方も変わってくるんでしょうね。
どちらにしろ「最も過酷な競技」といわれるのは納得です。混合リレーは90分以内で、各選手が20分前後戦います。
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またトライアスロン混合リレーは男女平等でジェンダーバランスのとれた、新しい競技の形という側面からも注目されているんですよ。
それにしても水泳・自転車・マラソンの全てを練習するのは並大抵ではないでしょうね。しかも、次の種目へ移る際にウエアを着替えたり靴を履いたり「トランジション」という作業も入ってきます。
トランジションは各選手の工夫により時間短縮が可能になったり、なるべくスムーズに行えるようにそれぞれとても考えられているんです。なので「第4の種目」ともいわれています。
ただでさえ過酷な競技といわれるトライアスロンなのに、混合リレーではチームプレーになるため体力的なだけでなく精神的にもかなり負担がかかってくるのです。
とフランスのレオニー・ペリオー選手はいいます。
各チームの様々な戦術とすばらしいチームプレーを見せてくれたとき、観客は感動すること間違いなしです!
トライアスロン混合リレーでフランスが強い理由
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トライアスロン混合リレーで近年ダントツに強いのがフランスなんです。2018年から2020年の世界選手権は3連覇、ここ6年間で4度優勝しています。
弱点がないと言い切るフランスのレオニー・ペリオー選手。そして、
とコメント。信頼関係が成り立っているんですね。フランス人は「プライドが高い」とか「自己主張が強い」というイメージがあるのは日本人だけでしょうか?
このイメージからだと、一見フランス人は団体競技より個人競技の方が向いているような気がしますが、実際にはトライアスロン混合リレーだけでなくサッカーやラグビーなどの団体競技も強いですよね。
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フランスには「solidarité」(ソリダリテ)という言葉があるのをご存じですか?
「ソリダリテ」は団結や連体、助け合いといった意味合いの言葉で、フランス人は助け合い精神がもともとあります。
2020年に都市が封鎖された時には、「#solidarité」のハッシュタグで色んなやりとりがSNS上で発信されていました。
お店をクローズしたシェフたちが料理を作って病院や医療従事者に届けたり、パリのチョコレート店のオーナーは400kgのチョコレートを医療関係者に寄付したりなどしていたそうです。
まさに「ソリダリテ」の心!トライアスロン混合リレーや他の団体競技でもフランスが強い理由がここにあるんですね。
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございました。
オリンピックでも新種目となったトライアスロン混合リレー。興味を持ってもらえたらうれしいです。
団結力なら日本も負けない自信ありますよね。相手を思いやる心もあります。だから日本人も団体競技に向いてるはずですよね!
2020東京五輪では日本人選手も大活躍していますが、海外の選手も度肝を抜くようなテクニックや憧れる外見だったり、またおちゃめな人柄が垣間見れたりして気になる選手がたくさんいます。
他の競技の記事もあるので、よかったらご覧になってみてくださいね。
引用:TOKYO2020