当選は10回でこれまで務めてきた肩書きも多い石原氏ですが、調べてみると評判が悪いんです…。
そして評判が悪い理由はどうやら失言が多いことが関係しているのかもしれません。
なので今日は石原伸晃氏の過去の発言や問題視されていることをまとめてみたいと思います。
石原伸晃の評判が悪い理由は失言か?
【甘利氏に比べると「軽量級」】 石原伸晃氏を取り巻く3つの不安 失言癖、乏しいTPP経験、最後は…(SankeiBiz編集部)https://t.co/mY4ZMSGAj3 #news #政治 #TPP #甘利 pic.twitter.com/LbFdWQGDde
— SankeiBiz (@SankeiBiz_jp) February 3, 2016
石原伸晃議員の評判が悪い理由は、これまでのさまざまな「失言」といわれる発言によるもののようです。
これまで何度も軽い発言が問題視されてきた石原氏。
「石原氏の政治家としての資質を評価する声は、残念ながら聞かれない。あまりにも軽い言動で、人の心を逆なでしてきたからだ」という切ないコメントまでされてしまっています。(引用:SankeiBiz)
ではどんな発言や問題があったのか、次の項目でまとめてみました。
石原伸晃の発言や問題まとめ
この投稿をInstagramで見る
石原伸晃氏がこれまで批判されたり評判を下げることになってしまった発言や問題をまとめてみました。
「脱原発は集団ヒステリー」
東京電力福島第一原発事故に関して、記者会見で述べたひとことです。
「あれだけ大きな事故があったので、集団ヒステリー状態になるのは、心情としては分かる」と発言しました。
市民は線量計持って歩くな
「胃ろう患者は寄生したエイリアンみたい」
2012年に病院を訪れ、腹部に開けた穴から栄養剤を送る「胃ろう」措置を見学。
そのさいに「人間に寄生している、エイリアンが人間を食べて生きているみたいな」と表現します。
「民主党は脳死状態」
民主党分裂の影響で、消費税増税関連法案などの審議が停滞している状況について記者会見で述べていたときのこと。
「本来なら民主党が『特別委員会をいつまでにつくります』というのがあって然るべきだが、脳死ですね」と発言した後、
「ちょっと言葉は悪いが…。全く機能不全。ひどすぎる」と言い直しました。
平成の明智光秀
2012年は谷垣総裁時代で、幹事長を務めていた石原伸晃氏。
そんななか「谷垣総裁を支えるために政治をやってきたわけではない。日本、自民党を何とかしなければならない」と言って総裁選への出馬を決めます。
総裁を支える幹事長の立場でありながら、出馬に踏み切ったために「平成の明智光秀」という異名が…。
「尊厳死協会に入ろうと思っている」
テレビ番組で、生活保護費などの社会保障費を抑えるための具体策について述べているとき。
とつぜん「私はね、尊厳死協会に入ろうと思うんです」と始まったのです。
尖閣諸島について
テレビ番組に出演したとき、尖閣諸島についてのトピックでのこと。
尖閣諸島の領有権を主張する中国側が「攻め込んでくるのでは?」と問われて石原氏は「(中国は)攻めてこない。誰も住んでいないから」と回答します。
視聴者からは安全保障観に疑問を持たれ、メディアには「国家主権に関わる領土問題について認識の甘さを露呈」と報道されました。
「福島第1サティアン」
原発事故による汚染土の処理について「もう運ぶところは、福島原発の第1サティアンしかないと思う」と発言。
石原氏は東京電力福島第一原発のことを「福島第1サティアン」と表現していました。
「サティアン」とは、オウム真理教がサリンなどを製造して武装化を進めていた教団関連施設のことです。
「最後は金目でしょ」
2014年、石原伸晃議員は環境大臣を務めていました。
東京電力福島第一原発事故で出た放射能汚染土の中間貯蔵施設の建設をめぐる問題で、住民説明会の報告を記者団にしていた際での発言です。
「(菅官房長官には)住民説明会が終わったから今後の日程について話をした。最後は金目でしょ」
この発言は政府がお金で解決する意図だと受け取られる可能性があるとして、とても厳しく批判されました。
そのため石原伸晃議員は「品性を欠く発言でした」と、翌日に謝罪しています。
救急車や消防車が来てくれるのは日本だけ?
石原伸晃が演説しているところに通りかかったら,ちょうど救急車が通過していて,それに対して「何かあったときに救急車や消防車が来てくれるのは日本だけです」と言ってたけど,そうなの?
— 吉田弘幸 (@y__hiroyuki) October 24, 2021
ある日、石原氏が街頭演説中に救急車が側を通過しました。それを見て「何かあったときに救急車や消防車が来てくれるのは日本だけです」と言ったのですが…。
本当にそうなの⁉ と疑う声がSNSで浮上します。
なので調べてみると、日本のように無料で救急車や消防車を呼べるのはイタリアとイギリスぐらいで、海外では有料となる国が多いです。
国名 | 救急車や消防車の利用料金 |
日本 | 無料 |
イタリア | 無料(公営のみ) |
イギリス | 無料(公営のみ) |
シンガポール | 無料(事故の場合のみ) |
ドバイ | 無料(搬送先の病院が公立の場合) |
イタリアとイギリスには公営と民営があって公営のみ無料、民営は有料となります。
そしてシンガポールでは、事故の場合は無料で病気の場合だと有料。さらにドバイでは搬送先の病院が公立なら無料、私立なら有料となっています。
日本のように救急車を無料で利用できる国は少数派、ということが言いたかったんでしょうね…。
【番外編】父親・石原慎太郎も失言が多い
知っている人もいると思いますが、石原伸晃氏の父親である石原慎太郎氏も失言が多いことで有名でした。
元東京都知事を務め、作家でもある石原慎太郎氏。
ただ、田中角栄について書いた著書は評価されています。興味のある方はチェックしてみてください。
「女性が生殖能力を失っても生きているのは無駄で罪」
「予告して自殺するバカはいない。やるならやれって」など、攻撃的な失言が多かった石原慎太郎氏です。
さいごに
石原伸晃氏の父親、石原慎太郎氏は昭和を代表する名俳優だった故・石原裕次郎氏の兄になります。
その石原裕次郎氏の奥さんは石原まき子氏。石原伸晃議員はまき子氏からすると甥っ子ですね。
石原まき子氏について詳しくは下記記事をごらんください。