韓国のみならず世界的スターとなったBTS。
最近は「Butter」や「Dynamite」など、幅広い年齢層に親しまれるような楽曲が多いですが、元々はヒップホップグループとしてデビューしたのはご存じですか?それだけに、ラップ担当のメンバーは実力派がそろっているんです。
BTSって国連でスピーチをしたり若者の背中を押してくれるような、やさしくジェントルなイメージがありますよね?ですがラップの時だけはディスりまくる、っていうギャップもまた魅力なのです。
どんな曲にも調和がとれるラップスタイルや、高速で放つテクニカルなラップなど聞く人を魅了し続けている楽曲をたくさん生み出しているBTS。
今日は数ある楽曲の中から「ラップがかっこいい曲」そして「高速ラップの曲」を、厳選して5つずつ紹介します。
BTSのラップがかっこいい曲5選!
BTSのイケてるラップを担当するのは、RMとJ-HOPEそしてSUGAの3人。「ラップライン」とも呼ばれています。
BTSメンバーのラップの上手い順については下記記事をあわせてごらんください。
ラップラインの中にはアンダーグラウンドで活動をして実績を作ってきた強者もいるほど、生粋のラッパー集団なんですよ!
ラップがカッコいい曲はたくさんありますが、そのなかでも特に歌詞も含めてカッコいい曲を厳選して5つご紹介します。
War of Hormone
タイトルを日本語訳にすると「ホルモン戦争」。女の子にひと目ぼれして、ときめく男の子目線の歌です。
メッセージ性が高くてリズム良く繰り出される歌詞に中毒性があります。サビの部分をつい口ずさみたくなるようなキャッチーな楽曲で、ラップがとってもかっこいいんです。
War of Hormoneは初期の頃の曲ですが、今でもアーミーに愛されている楽曲。当時はMVがかわいいと話題になりました。
intro: Never Mind
Never Mind=「気にしないで、大丈夫」。失敗や挫折に屈しない、前に進む強さを歌っています。
上記は歌詞の一部です。とても励まされるし、若者の背中をやさしく押してくれるようです。
物語の始まりを連想させるようなサウンドと力強い歌詞が、聞く人を前向きにさせてくれる楽曲となっています。
UGH!
「ugh」とは、嫌悪感を表すときに使う英語の感嘆詞です。「怒り」がテーマで、悪質なコメントや批判などに対して反発心を歌っています。
ここでは皆が道徳的思考と判断が完璧な人になって笑わせるな
Anpanman
Anpanmanは、BTSのライブで歌われることの多い定番曲として知られています。
「あげられるのはアンパンだけ」あるように、多くの人達が子供の頃に見ていたであろう、お馴染みのアニメ「それいけアンパンマン」モチーフとしています。
曲調はとてもメロウな感じでゆったりしていますが、歌詞が男らしく、素敵で、合わせるラップも曲を引き立てています。
Outro: Her
攻撃的なラップとは相反して、スロウなテンポの楽曲。だけどラップがいい感じで、なんだかお洒落なんです。朝やリラックスしたい時に聞きたくなる曲となっています。
タイトルのHerは彼女とも捉えられるし、Army(ファンの呼び名)とも捉えられるのでいろいろと考察できて興味深い曲です。
BTSの高速ラップ曲5選!
BTSのラップが高速でカッコいい曲はたっくさんあるんです!
有名になって人気が出るとアンチの数もそれだけ増えてしまいます。アンチの心無いコメントに対してもグッとこらえてきたイメージのあるBTS。
ですがラップではしっかりとこれまで耐えてきた悔しい思いや腹の立つことなど、しっかりとディスりますww。そんなギャップが好感が持てたりするんですよね。
ラップラインのなかでも特にシュガのラップは早くて、よく「高速ラップ」と表現されます。めちゃくちゃ早いラップで心の叫びを吐き出すかのように歌う姿を見ると、引き込まれて目が離せなくなるんです。
シュガだけでなくRMとJ-HOPEのラップも高速なものはたくさんあります。まだBTSの高速ラップをあまり聞いたことがない方のために、5つ選んでご紹介しますね!
Cypher Pt.2:Triptych
Cypher(サイファー)はシリーズ化されていて、pt.1~4まであります。
ラッパーではなくアイドルなどと、これまでバカにされてきた悔しさやアンチに対しての攻撃的なラップが本当にかっこいいんです。
RM、J-HOPE、SUGAのラップライン3人とも楽曲制作に携わっていて、ゴリゴリのラップ曲に仕上がっています。ヒップホップが好きな人は、是非このシリーズを聞いてみてください!
やんちゃなおまえのラップはただの愚痴
なんといっても見どころは最後のシュガの高速ラップ。シュガは高速ラップが得意なのですが、Cypher 2は特に早いです!歌い切った後のドヤ感がたまりません。
Cypher Pt.3:Killer
Killerはラップラインの楽曲の中でも特に歌詞や曲調に力強さを感じる一曲で、BTSのヒップホップを代表する曲となっています。
歌詞はとっても攻撃的です。
テメエなんざに口出されてたまるか
Ma City
Ma City=「私の街」。歌詞はRM、J-HOPE、SUGAの出身地について書かれています。彼らの故郷への強い思いを、テンポの速いラップで歌った楽曲です。
Outro: Tear
重厚感のあるメロディで緩急のあるラップが特徴です。Tearの相対曲は前の項目で紹介した、Herとなっています。
「別れと未練」がテーマですが、その中でも放たれる言葉は際立つものがあります。
RUN BTS
なんて言えばいいのか
歌詞が良くて😭
とくにラップの歌詞に泣ける😭Run BTSもFor Youthもとにかく良い
グクの歌声また進化してるよね🥺
アミになって良かった
そしてナムさん…
友情タトゥーだったらどうしよ
アミは”8”を入れればいいですか??#BTS_Proof #YetToCome #ForYouth #RunBTS pic.twitter.com/2CIcA3ZXj4— usagi🐰ིྀ💜ིྀJK❤︎*♪¨̮♡:)yet tocome (@nanamyu3) June 10, 2022
Run BTSは「これからも今まで通り突き進んで行く」と誓う、7人のメンバーの気持ちが伝わります。
メンバーたちにとって10年以上一緒に頑張ってきた絆は、何にも代えがたいものとなりました。
突っ走ってきたからこそ出てくる歌詞ですね。メンバー全員の名前が歌詞に入っているのもアーミーの心をつかんで離しません!
まとめ
RMやJ-HOPE、そしてSUGAラップライン3人は、アイドルという立場でありながらもヒップホップへの情熱はとても強い意志を感じるほど心を打たれるものがあります。
彼らから放たれる言葉は聞く人を魅了し、様々な環境の人を巻き込み共感させる魂のこもった言葉です。
だからこそ、ソロで活動していても全員がヒット曲を出せるのは世界的にも彼らの実力が認められているからでしょう。
そんな彼らのかっこいいラップやハイレベルな高速ラップを知ってもらい、もっとBTSに興味を持って共感していただけたら嬉しいです。
ラップライン3人の個々についての記事もありますので、あわせて読んでみてくださいね。