2025年12月現在、韓国トコジラミはピーク比1/10以下に激変しており、ほとんどのホテルがゼロ認定。2023年後半から新型コロナウイルスの終息とともに大流行し、症状や原因についても話題になりました。この記事では韓国トコジラミの現在の状況から、刺された際の症状や原因、旅行時の注意点と帰国後のチェックまで詳しくご紹介します。
韓国トコジラミの現在
2025年12月現在、韓国トコジラミ(ピンデ)は、2023年秋のピーク時と比べて発生件数が1/10以下に激変しています。ソウル市内宿初施設の98%が防疫対策を完了し、新規申告も月に21件程度と安定した状況になっています。
政府が合同対策本部を設置し、ホテルや銭湯、空港での熱殺菌・週次報告を徹底しており、仁川空港の手荷物検査強化も効いて観光ブームが再開。かつてピンデミック(ピンデとパンデミックを掛け合わせたもの)と騒がれたソウルの街が、今は明洞の屋台でタッカンマリを頬張る旅行者で賑わっています!
韓国トコジラミの特徴
韓国トコジラミは、体長4ミリから5ミリの平べったい茶色い虫で、夜行性忍者のようにベッドの継ぎ目や家具のすき間に潜みます。血を吸う際は痛みを感じにくく、数時間後に症状が現れるステルス性が特徴で、温かい人間の体温を感じて襲撃します。
扁平ボディで壁や天井を素早く這い、1匹のメスが生涯で数百匹の卵を産むため繁殖もあっという間。世界中で見られる厄介者ですが、殺虫剤耐性を持つタイプが2023年頃に急増して韓国で大流行しました。
症状:痒みの恐怖体験談
トコジラミに刺されると、数時間後に直径3ミリから5ミリの赤い腫れプツプツが3連から直線状に現れ、夜間に激しいかゆみで”寝返り禁止令”状態になります。アレルギー体質の人は腫れがひどく5センチ超に拡大し、発熱やリンパの腫れを伴うことも。
痒みのピークは深夜で痛みはほぼゼロですが、搔きむしると皮膚が荒れて二次殺菌感染のリスクが急上昇します。個体差が大きく、無症状の人もいる一方で、敏感肌さんは「蚊の10倍拷問級」と悶絶エピソードが多数報告されています。
原因:バッグが犯人!
韓国トコジラミ急増の最大の原因は、コロナ終息後に観光ブーム再開で海外から持ち込まれた旅行バッグです。耐性を持つ1匹のメスが数百匹の卵を産み、ホテルやバス、銭湯などで大繁殖した結果、2023年秋にソウルを中心にパンデミックが発生。
国際移動のスーツケースのすき間や折り畳んだ服が絶好の隠れ家となり、殺虫剤が効きにくい変異種が壁を這い上がって人間の体温目掛けてやってきます。学生寮や格安宿が温床となって、通販返品品経由のケースも稀に報告されています。
刺された場合の対処法
それでももしトコジラミに刺されてしまったら、まず患部をぬるま湯と石鹸で優しく洗って清潔に保ちましょう。次に氷や冷却パックを布で包んで数分冷やし、腫れとかゆみを抑えてかきむしりは絶対にNG、市販の抗ヒスタミンクリームやステロイド軟膏を塗布します。
症状が強い場合や発熱を伴う時は、現地皮膚科(英語対応多数・翻訳アプリでも◎)で診察を受けます。韓国旅行中でも落ち着いて対処すればほとんどの場合は1週間以内に回復するので、早期発見・早期対処が大切です。
旅行前にホテルをチェック
韓国旅行前にトコジラミ対策を行っている宿泊施設をチェック、まず「トコジラミゼロ認定」ステッカーのあるホテルを予約サイトで優先検索します。ソウルの宿泊施設98%は取得済み、地方都市(釜山、済州、大邱など)では、85%ほどの宿泊施設が取得しています。
次に政府アプリやソウル市公式サイトで最新発生マップを確認し、仁川空港や金浦空港到着時の多言語パンフレットも情報源に。虫よけスプレー(DEET配合)、高温洗濯袋、懐中電灯などトコジラミ対策グッズを持って行くと安心です。
現地での鉄則5カ条
認定ステッカー取得ホテルでも心配な場合は、トコジラミを寄せ付けない現地鉄則5カ条でガードしましょう!
| 1.荷物はバスタブ直行 | スーツケースを床から20センチ以上離し、トコジラミの這い上がり阻止 |
| 2.ベッド探検 | 懐中電灯で継ぎ目・ヘッドボードを照らし、黒い糞粒や抜け殻をチェック |
| 3.マットレスカバーで防御 | 持参カバーを敷いて、夜行性忍者の侵入ルートを完全ブロック |
| 4.公共交通後は即封鎖 | 地下鉄・バス、銭湯使用後は服をビニール袋へ、汗臭い衣類が誘引源になるのを防ぐ |
| 5.異常時は即フロントへ | 激しいかゆみや違和感を感じたら即フロントへ報告、韓国ホテルは即対応がデフォルト |
帰国後にも必ずチェック!
韓国旅行から無事帰国したら、トコジラミ持ち込み防止の最終チェックを実施しましょう。まずスーツケースを屋外または浴室に隔離、できればすべての衣類を高温洗濯と乾燥機で2時間処理し、卵を含むトコジラミを確実に死滅させます。
- 洗濯熱処理:50度以上・30分以上でトコジラミが全滅
- スチーム清掃:スーツケースなど潜伏場所を熱で一掃
- 1週間観察:ベッド周りの黒い糞を継続確認
ニットや自宅で洗濯ができない衣類は、クリーニングやスチーム・つけ置きで対処しましょう。
韓国通販荷物とトコジラミの現状は?
韓国から届く通販荷物にトコジラミが混入した話題は、2023年から2024年にSNSやニュースで注目されましたが、2025年現在は大幅減少傾向です。Qoo10や個人輸入で稀な報告はあるものの、大規模な被害や公式注意喚起はなく物流会社の検品強化が功を奏しています。
倉庫の衛生管理向上、再梱包検品、国際配送時の高温処理が進み、混入リスクはピーク時の1/10以下。気になる場合は、荷物は玄関先で開封し、トコジラミや黒糞がついていないかチェックすると安心です。
まとめ
2023年の秋に大流行した韓国トコジラミの現在は、ピーク時より1/10以下で現在も安全確認が継続されています。どこにでもいるトコジラミは、外国からの入国者のバッグに忍び込んで一緒に入国、1匹のメスから大量に繁殖します。トコジラミゼロ認定ホテルに宿泊するなど自分で防御・対策も大切に、楽しい韓国旅行にしてくださいね!









