元バイトAKBのアイドル出身で現在はラーメン屋の店主という、ちょっと変わった肩書きを持つ梅澤愛優香(うめざわまゆか)。
今日はそんな梅澤愛優香が、アイドルをやめてラーメン屋さんになろうと思ったきっかけから現在に至るまでの経緯を詳しくご紹介したいと思います。
そして梅澤愛優香が経営するラーメン屋のこだわっている「こだわりポイント」にも注目です!
梅澤愛優香がラーメン屋を始めたきっかけ
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20歳という若さでラーメン屋を立ち上げた、梅澤愛優香(うめざわまゆか)。
元バイトAKBのアイドルがラーメン店主になったと、当時とても話題になりました。
ラーメンは子どもの頃から大好きだった梅澤愛優香。そしてお母さんが料理好きということもあって、小さい時から料理をしていたんですよ。
ラーメン屋をやろうと思ったきっかけは、大好きなラーメンを「自分で作ってみたらどうなるんだろう?」という興味本位から始まりました。
高校生になるとしょっちゅうラーメン屋を食べ歩いて研究し、高校2年生からはお惣菜屋さんでアルバイト。料理の勉強にもなるので、毎日のようにお惣菜屋さんで働いてたんですよ。
高校卒業後は競争率の高かったオーディションに見事合格して、バイトAKBとしてアイドル業界へ入ります。
アイドル活動をしながらもラーメンへの情熱はまったく冷めず、ラーメン店へ通ってあらゆるお店で勉強。そして時間を見つけては自作ラーメンの研究を続けていたのです。
そうしているうちに、だんだんと「自分で作ったラーメンを食べてほしい!」と思うようになりました。これがラーメン屋をやることになったきっかけです。
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中学のころからAKB48を見て憧れていたアイドル。「私もこうなりたいな」という夢を叶えるためにオーディションを受け、バイトAKBに入ることができました。その当時18歳。
じっさいバイトAKBに入ってみると、グループの半分くらいはまだ10代前半の若い子たちだったといいます。
それを間近で見ていた梅澤愛優香は、アイドル業は20歳ぐらいまでしかできないかなと思い始めるように…。
なのでこの先の未来を考えたときに、この仕事を長く続けていけるだろうか?と自問自答。そこにはアイドルの道ともうひとつ、ラーメン業界への道が見えたんです。
アイドルかラーメン業か?長くやっていけるのはどっちかなのか天びんにかけて決めたのが、ラーメン業でした。
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梅澤愛優香の著書『ラーメン女王への道』。梅澤愛優香についてもっと知りたくなった方は、チェックしてみてくださいね。
こうしてラーメン好きが高じて、本格的なラーメン作りをどんどん追求するようになった梅澤愛優香。
試行錯誤を繰り返していくうちに家のキッチンではスペースが足りなくなり、いっそのこと店を借りて開業してしまおう!という決断にいたります。
元アイドルがラーメン屋を開くということで、スポンサーがいるのかとか様々な憶測が飛び交っていました。
ですがスポンサーはいません。梅澤愛優香が個人で自己資金330万円を使い開業したんです。

引用:Twitter
ラーメン店での修行経験はなく、完全に独学で作り上げたラーメン。
最初に立ち上げたのが2017年、神奈川県大和市にある『麺匠 八雲』になります。そして2018年には2号店の『麺匠 八雲 本店』を東京都葛飾区に。
さらに「今までにない感動を生むラーメン店を作ろう」という思いから、2020年に神奈川県鎌倉市の北鎌倉に『沙羅善』(さらぜん)をオープン。
すでに3店舗を切り盛りしている、やり手のラーメン店主となったのです。
梅澤愛優香のラーメン屋のこだわりポイント
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『麺匠 八雲』と『沙羅善』には梅澤愛優香のラーメンにかける思いが詰まっているため、とてもこだわってつくられています。
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こだわっているところ、まずはもちろんラーメンの味。自身が味噌ラーメンが大好きなので、うたってないけどベースは札幌ラーメンです。
元アイドルが始めたラーメン屋、という先入観から「女の作るラーメンはおいしくない」などとネットで異常に叩かれていた梅澤愛優香。
本当にラーメンの味だけでおいしくないと言ってるのか、もしくは元アイドルが作るラーメンというのが気に入らないからおいしくないと批評するのか?
ならば「味だけで勝負して結果を出してやる!」と心に決めます。
そして2019年に横浜市南区の蒔田で、梅澤愛優香が運営というのを伏せて『味のとらや』というラーメン屋を1年間限定でオープンしたんです。
すると、梅澤愛優香が店主ということを知っている『麺匠 八雲』や『沙羅善』では「そこそこだった」などとSNSでコメントしている人たち。
その人たちが『味のとらや』で食べて「美味しい!」と真逆の評価をすることが証明できたのです。
ただただ先入観で否定されていただけだったんだ、ということが分かって心に引っかかっていたモヤモヤが解消された梅澤愛優香。
それ以来、小さなことは気にならないようになりました。自分の作る味や、やっていることに自信を持てるようになったんです。
国内・海外問わずラーメンに合うものを厳選し、日本酒や焼酎・ワインとビールをおいています。
X JAPANのYOSHIKIは大のワイン好きで、フランスの有名な醸造家とワインをプロデュースしてるんです。
『沙羅善』ではYOSHIKIのワインも取り扱っていますよ!
『麺匠 八雲』や『沙羅善』ではお客さんが心地よい空間で味わえるよう、内装も外装もこだわって造っています。
どちらも伝統的な日本の良さを生かした和風の造り。「おもてなし」を大事にしています。
『沙羅善』では鎌倉らしさを表現。鎌倉の風情を楽しめるような工夫がほどこされています。高級感のあるお屋敷のような重厚さが特徴的です。
アイドル時代に学んだのは、ライブをする時にスタッフがいてステージ、照明、客席…全部がそろってパフォーマンスが成り立つということ。
それと同じで支えてくれるスタッフ、食べに来てくれるお客さんがいるから経営が成り立ち、自分が輝ける。
違う業界でも共通する部分があることを知り、日々感謝を忘れない梅澤愛優香です。
なので味だけでなく食材や器、空間すべてに配慮し、お客さんに非日常を味わってもらいたいと考えています。
まとめ
20歳前後で現実をみつめて、この先長くやっていける仕事はアイドルかラーメン業か?と冷静に考えられる思考がとてもすばらしいですよね。
若くしてきちんと未来をみすえて判断できる人はなかなかいないんじゃないでしょうか。
見習いたい点がいろいろありました。有名になればなるほど誹謗中傷など、ラーメンに関係のないことでの悩みごとが増えるのだと思います。
ですが、めげずにこのまま突き進んでもらいたいですね!