【令和】初めての節分
2020年の節分の日は令和になって初めて迎える節分。子供の頃は毎年やっていたけど、大人になってからはやってないな~という方も多いのではないでしょうか?
令和初めての節分ということで、気持ちも新たに今年は節分の日を過ごしてみませんか?
小学校で教わったかもしれないけど、子供の頃は節分の行事をする意味をかみしめながら豆まきしていたわけじゃないし(笑)、お子さんのいる家庭はこれを機にぜひ子供に節分の日の意味や由来の豆知識を伝えましょう!
後半には子供に伝えなくていいのもあるので、ご注意を!
子供にも伝えたい!節分の豆知識
豆まき
節分といえば豆まき!誰もが子供の頃にやった記憶があるんじゃないでしょうか。
でもなんで節分の日に豆まきをするか知っていますか?
節分の日は立春の前日と決められています。2月3日のイメージだけど、立春が変われば節分の日も変わるのです。
「季節の分かれ目」だから「節分の日」。そう、漢字をよく見ると分かるように文字通り「節分の日」って季節の分かれ目なのです。
季節の分かれ目には邪気が入りやすく、旧年の邪気や悪鬼を追い払うために豆まきをします。
じゃあなぜ豆を投げるんでしょうか? もっと強そうな武器の方がいいのでは!?
邪気や鬼退治をするのに豆を使うのにも意味があります。豆はもともと種であり生命の源ですね。子孫繁栄を願って炒った大豆(福豆)を「鬼は外!」と言いながら外に向かって、「福は内!」と言って家の中へ豆を投げます。
また、鬼の「魔の目」(魔目=まめ)に豆を投げつけて魔を滅する(魔滅=まめ)とも言えます。昔の人は何かと願をかけていました。きっと、困った時には願をかけてお祈りするしか方法がなかったですよね。
豆まきが終わったら自分の年齢の数プラス1個食べます。そうするとその年の厄を払い、病気をしない体になると言われています。
やっぱり健康が一番だから、無病息災を願う行事は多いんですね!
子供には「豆には鬼を追い払う力があるから、豆まきで鬼を追い払ってみんなが元気でいられるようにお願いしよう!」と伝えましょう。
柊鰯 ひいらぎいわし
節分の日には柊鰯(ひいらぎいわし)を飾ります。
古来から「臭いもの」と「尖ったもの」には魔除けの効果があるといわれてきました。ドラキュラがニンニクに弱いみたいな!?
イワシはとっても生臭いですよね。そして「ひいらぎ」は葉っぱがチクチクしているのでその鋭いトゲが邪気を払うとされ、別名「鬼の目突き」と言われています。強そうな名前ですね!
さらに鰯を焼く時に出る煙も魔除け効果があるそうなので、自分で焼いて作りましょう!柊鰯!スーパーで柊鰯セットを売っている所もあります。
当日に飾ってもいいので、鰯を焼いて頭は柊に刺して身の部分は夕食にできますね♡
イワシの頭を焼いたらエラの辺りから目に向けて突き刺すと固定されます。自分で書いててなんだか怖くなりますが(笑)、魔除けです!伝統ですっ!
柊鰯を飾る期間は節分の前日から次の日の立春までが一般的です。
恵方巻き
もともとは関西での風習でしたが最近では全国に広まってきていますね。節分の日にはスーパーやコンビニに太巻きが並びます。
恵方巻きとは、恵方(その年の最も縁起のいいとされる方角)へ向いて願い事をしながら太巻きを食べるという風習で、節分の日の晩御飯に食べるのが一般的です。
そして恵方巻きの具材は七福神にちなんで7種類の具を入れて食べるといいそうです。海苔で「福を巻き込む」から太巻きなのです!
恵方巻きの食べ方のポイントはこちら。
恵方巻きの食べ方のポイントは?
- 恵方を向いて太巻きを食べる
- 食べ終わるまでしゃべってはいけない
- 無言で願い事をしながら太巻きを1本食べきる
太巻きは「縁を切らない」ために切り分けないこともポイント!包丁を入れません!
子供に伝えられない!? 恵方巻きの由来とは
小さな子供には伝えられない恵方巻きの由来とは・・・?
節分の日の恒例行事となりつつある恵方巻きだけど、実は由来は定かではないんです。あたかも伝統であるかのように装われたという説もあります。。
その昔、遊郭で遊女に太巻きを食べさせて楽しむというお遊びが流行しました。商家の旦那衆たちは遊女が太巻きをはしたなくほうばっている姿を見て楽しんでいたとか。お酒の席を盛り上げるための遊びだったのです!
この遊びが「お客を喜ばせる」=「福を呼び込む風習」へと変わっていったという説があります。
さらに、これを全国に広めたのは大手寿司チェーンやセブンイレブン。わずか十数年で「恵方巻きは昔からの風習」であるかのように人々に認識されるよう広めたというから驚きです。
恵方巻きが知れ渡ったのは大人の理由、コンビニ商法だった!
「願いをこめて」「福を巻き込む」「縁が切れないように」など、日本人受けの良さそうな印象が恵方巻きが広まった理由です。
そう言われてみれば恵方巻きを食べるルールとかって奇妙な風習という気もします・・・
古くからの文化なら子供にも伝えて伝統をつないでいって欲しいけど、販売促進のためのただの商法ならば広める必要はないのかな?
でも伝統って長い目で見たらそういうものかも知れないですよね。昔の人に直接聞くこともできないし、伝統だと信じてきた事が「実は違っていた!」ってこともあり得ます。今の時代ならもっと詳しく写真や動画付きで証拠を残せるけど、昔は無理です。だからこそ興味深いし大切にしたいという気持ちが芽生えるのかも知れません。
まとめ
今日のまとめは、
- 2020年の節分は令和になって初めて迎える節分
- 豆まきをして無病息災を願う
- 柊鰯は魔除け効果あり
- 恵方巻きを食べて願かけ!
- 恵方巻きの由来は子供には伝えない方がいいかもしれない・・・
節分の過ごし方は家庭によって色々。大切な文化は受け継いで行きたいと思う今日この頃です。。